じゃらんじゃらん

じゃらんじゃらんとはマレー語でお散歩という意味。大好きなマレーシアやテニス、お仕事や大切な人達のこと、日常のどーでもいい話なんかをお散歩気分で書いてます。どなたでもお気軽にコメントしてください♪

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Kヨちゃん。

彼女は、ダウン症という知的障害を持っている。

高校まで養護学校に通っていて、卒業後うちの授産施設
(=障害者への就労支援を行う施設)にやってきた。

彼女と仕事をするようになって、かれこれ4年になる。


Kヨちゃんは、ちっこくて、ぷくぷくしてて、めちゃ可愛い。

わたしは、うちの製パン部のメンバーは基本的にみんな大好きだが、
特にこのKヨちゃんがお気に入りだ。

どんなに仕事が忙しくても、しんどくても、
彼女がいるだけで、なぜか癒されてしまう。

製パン部の大切なムードメーカーだ。


Kヨちゃんはカスタード作りの達人。

4年前は、計量もできない&カスタードをいつも焦がしてしまう、
といった状況だった。

それがいまでは、すべてひとりでパーフェクトにこなす。

彼女が作ったカスタードを使ったパンはどれもとても人気がある。


そのほか、「エピ」という麦の穂の形をしたバケットの成形が得意だ。

以前は、ちょっと目を離すと、鉄板に入りきらないくらい
ひょろ長いパンになってしまうこともしょっちゅうだった。

何度教えても、「あんた、それわざとやってるでしょ?」
と思ってしまうくらい、なかなか直らなかった。

もちろんそのパンは、お店には並ばず、
お昼ごはんとして、いつも私のお腹におさまっていた。 

が、いまでは全部同じ形・適度な長さに成形できる。

焼き菓子の計量や包装も、誰よりも早く、正確にこなせるようになった。

もちろんその背景には、職員が何度も何度も、
あの手この手を使ってサポートしてきた、という苦労話もあるのだが、
彼女の意欲や吸収力の高さはすばらしいものがある。 


Kヨちゃんの口癖は、「ゆるされる?」。

たまにうっかりぶつかってしまって「ごめんっ!」と謝ると、
にこにこしながら

「ゆるされる?」と、言ってくれる。

あ?、癒される・・・。


それからいつも、「Tさん、だいすき!」とか
「かっこいー」(?!)とかいって、
ぎゅむぎゅむ抱きついてきてくれる。 

すると、私の背の半分くらいしかないちっこい彼女を、
私はめいいっぱいぐりぐりして愛情のお返しをする。  


愛想がいいもんだから、お客さんにも大人気だ。 

でも、同じダウン症のCえちゃんにはライバル意識むんむんで、
露骨ないじわるもする。これはまったくもって、たちが悪い。 



また、自分の世界に浸ることも多い。 

今でこそなくなったが、以前は仕事終わりに掃除をしてもらっていると、

「わたしはかわいそうなシンデレラ?」

といいながら、しくしく泣いていることもあった。 
彼女には申し訳ないが、これにはめちゃくちゃウケた。


最近は、よく彼女の隣にいるであろう誰か(私たちには見えない)と、
ケタケタ笑いながら、すごく楽しそうに話をしている。

いつも幸せそうで、心から仕事を楽しんでいる彼女を見ていると、
忙しさでトゲトゲした心が自然と丸くなる。 

Kヨちゃん

私の手で遊んでいるKヨちゃん。


4月から、障害者自立支援法という法律が施行された。

これまで施設で様々な支援を受けてきた障害者は、
一律10%の利用料負担が課せられることになった。

授産施設においては、ただでさえもらえる工賃が安いのに、
もらっている給料よりも多くの利用料を払わなくてはならない、
といった理不尽が生じている。 

自立を支援する、という名目の法律であるにも拘わらず、
自立生活を目指してがんばっている多くの障害を持つ人々にとっては
死活問題になってきている。 

日本では、知的・身体・精神の障害を持つ人の割合は全国民の約5%、
そして高機能発達障害などの軽度の障害者をも含めると、
国民の約1割がなにかしらの障害を持っている、
といわれている。

しかし、一般的に健常者と言われる私たちは、
日常生活において障害者と接することもなければ、
こうした人々の現状も知らない。 

私も、この仕事に携ってなければ、
障害を持った人々と深く接する事はまずなかっただろう。

この背景には、過去に莫大な数の大型入所施設や養護学校を
どかどかと建設し、そこに障害者ばかりを集めてきたという、
歴史がある。

ここ十数年は、日本政府もこの失敗を大いに反省し、
障害者を地域に帰そう、という施策を打ち出し、試みている。

が、一旦障害者のいなくなった社会に、障害者を戻す、
ということは容易なことではない。

特にソフト面において、社会が障害者を受け入れ、
支援できる状況が整っていない。

この点においては、マレーシアはじめアジア諸国は
ある意味進んでいるといえる。

福祉にかけるお金がないからこそ、地域でなんとか障害者を
支援していけるしくみ作りに、地域ぐるみで取り組んでいるからだ。


日本の教育の場では、統合教育や包み込み教育といった、
障害児達を、養護学校ではなく、一般学校の中で、
それぞれの能力や状況に応じた教育・支援を行なっていこう
という取り組みが、最近では増えてきている。

障害児たちもがあたりまえに地域で学校生活を送ることよって、
なによりも健常の子供達が、障害について、そして障害児たちが
必要としている支援について、自然と学ぶ事ができる。

そうした実践が、どこの地域でも行なわれる事によって、
将来社会人になったときも、普通に障害者や高齢者などを
受け入れられる社会が形成されるのではないだろうか。


障害者に限らず、人は元気な人ばかりではない。
だれもがみな弱い部分を持ち、得手不得手があり、
互いのそれを理解しあい、認め合い、
支えあって生きていく必要がある。

これは偽善ではなく、人として、あたりまえの事なのだ、
と私は信じる。

ある意味、日常生活において障害を持った人々と接する機会が皆無だ、
という今の社会は異常な社会なのではないか、とさえ私は感じている。



Kヨちゃんの話に戻る。

 
彼女のもつ特徴に対する理解と、適切な支援さえあれば、
彼女は一般企業で就労できる、と私は本気で考えている。

彼女だけではなく、他の利用者たちにも当てはまることだ。

障害者ばかり集められた異質な授産施設という場所で、
安い工賃しかもらえない今の状況に縛り付けていてはいけない。

もちろん本人や保護者の意思が最優先だが、 
彼らの持っているものを活かせる場所を開拓し、
少しでも多くの収入を得て、親なき後も施設の中ではなく、
地域で自活できるような基盤をなんとか作っていきたい。 

しかしこのご時世、障害者にとって一般就労は、とにかく難関だ。
仕事の出来云々よりも、職場での人間関係が最大のネックとなる。


そのため、うちの施設独自で障害者の雇用を生み出していく、
という新たな事業を始める。 

具体的な解決にはならないかもしれないが、
とにかく前に進まなくてはならない。 

より多くの可能性や選択肢を提示していくこと、
障害を持った人々が、周りの人々から必要な支援を受けながら
暮らしていけるよう、地域社会の理解を促していくこと、

これが最大の課題だ。



課題は山積みだ。

なのに、目の前の業務をこなすのにいっぱいいっぱいになってる
日々に、ただ焦るばかりだ。

テニスだってしたいし、休みにはしっかり遊びたいとも思う。


福祉は、結果が出るまでにとても時間のかかるものだ
ということは分っている。

それでも、具体的な目に見える結果が出せていない自分に、
やっぱり腹が立ったりもする。 
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コメント

おひさです~
前向きで熱いコメント。素晴らしいです。ちょっとパワーをもらいました。 方向は違いますが、仕事がんばりましょーねv-42
2006/08/31(木) 12:16:37 | URL | ジョジョン #- [ 編集 ]

始めまして!検索から訪問させて頂きました
私の息子もダウン症です 拝見していて
一緒だなぁと思いながら、楽しく読ませて
頂きました 
又訪問させてくださいね
2006/08/31(木) 15:44:43 | URL | 温思の母 #d0UzlgPY [ 編集 ]

なんか考えさせられますね。
私は毎日さまざまな障害をもった人と通勤のバスが一緒になります。
福祉の勉強、お仕事が大好きだったうちのお姉ちゃんにいろんな話を聞いて
以前よりはちょっと理解ができるようになったかな…
一緒に働く利用者さんたちの写真を見せながら
「この○○ちゃんはほんまにかわいいねんで~」
とか
「○○くんは織物がものすごく上手やねん」とか
言われてなんだか私までうれしくなったりしたもんです。
でも正直言うと私にはわからないことがいっぱいで近づき難い存在です。
障害をもつ人と健常者とよばれる人との接点があまりに少ないというのが今の社会の現実なんだろうと思わされます。
みんなにとって働きやすい社会になればいいのになぁ。
うぬぬ。私ってうすっぺらな考えっぽい。すんまそんv-436
2006/09/01(金) 00:38:25 | URL | さやか #- [ 編集 ]

先日話した時や、このコメント、YOーちゃんのしていることには、たくさんの熱い思いv-42がありますね。僕がYO-ちゃんと知り合ったのも(テニスというのはあるけど・・)、僕は毎日仕事ばかりの生活で、自分とは違う考え方を持つ人、自分の知らない分野で活躍する人、熱い思いがある人と話をし、自分もパワーをもらおうとしていたのかもしれません。会って間もないけど、しっかりパワーももらってるし、癒されてももらっています。人にパワーを与えすぎて自分がパワー不足にならないようにv-363Kヨちゃんも、周りの人も心配すると思うから。
2006/09/01(金) 01:56:54 | URL | かがーわ #- [ 編集 ]

久しぶり。
明日ゆっくり自立支援法についてのコメントさせてねヽ(^。^)ノ
また明日ね。
2006/09/01(金) 23:28:21 | URL | しおピン #- [ 編集 ]

>日本の教育の場では、統合教育や包み込み教育といった、 障害児達を、養護学校ではなく、一般学校の中で、 それぞれの能力や状況に応じた教育・支援を行なっていこう という取り組みが、最近では増えてきている。
障害児たちもがあたりまえに地域で学校生活を送ることよって、 なによりも健常の子供達が、障害について、そして障害児たちが 必要としている支援について、自然と学ぶ事ができる。


学校現場では、ここ最近この流れが急激に来ています。
Tよさんの書いている通り、日常生活の中で、触れ合う機会が多くなると障害に対する意識は、子どもたちにとって全然違います。今、クラスに授業の半分ぐらいをいっしょにうけている育成学級の子がいますが、交流を多く持ってきた学校なので、今までの学校の子どもたちに比べ、接し方がとても自然で、理解があります。とてもいいことだと思います。
ただ、それはウチの学校が他校に比べ、人的余裕がかなりあるから成り立っている面があります。
育成学級の子どもが普通学級へ、養護学級適の子どもが一般校へ、来るようになっています。
それには、昔よりもいっしょに学ばしたいという強い親の願いがあります。

自分は、養護学校、育成教室までのことしか耳に入ってきません。その中で聞く話として一番でてくるのは、卒業後の問題です。就職面の受け皿がやはり少ない。特に不景気になると一番先に影響をうける。授産施設の状況も、一日働いてもほんのわずかな賃金しかもらえない。その授産施設でさえ、順番待ちの現状だったりしている。
授産施設をいくつか見学にいったが、正直場所によって(人によって?)、すごい以外がある。商売として、子どもらを扱っていたり、露骨に差別的な発言をしている職員もいた。これには、ショックを受けた。もっとも身近で見方であろう人たちの中に、一般の人よりも差別意識がある人がこんなにもいるのかと・・・。

話をもどすが、地域にかえしていく理論はすごくいいと思う。ただ、障害者問題だけでなく、学校現場には、「理論は正しいからやっていこう」という話が山のように持ち込まれる。
やった方がいいか悪いかと二択で聞かれると、そりゃやった方がいいことばかりだから、なんでも入ってくる。

単純に子どもが抱える問題だけでも、外国籍の子、ADHD・LD等の育成支援が必要な子、不登校の子、家庭環境の厳しい子、これぐらいある。当然どれも平等に関わらなければならない。
それに、さらに育成適な子どもが学級に入って来て、40人近い人数をまとめて面倒みろ。そこからさらに、各教科の学力向上が入ってくる。
早い話、スーパーマンじゃないんだから、無茶なんです。

教育を語るとき、熱意や思い、いろいろな教育論が出てきます。けれど、それを裏打ちできる(人・お金・物)がセットじゃないと教育保障はできません。つまり、教育を語るときには経済とセットにして考えな、無理があるんです。

話が長くなりましたが、学校現場では理論だけ先行して入ってきて、現場は相当苦しんでいます。
Tよさんが書いているように、諸外国に比べ社会の意識も少ないと思います。それの影響も現場ではすごく受けます。
なかなかいっしょに学習することのプラス面を理解してもらえません。
・障害がある子が何かの拍子にケガをさせてしまった。
・授業の進行が遅れる等の問題を言ってくる保護者は少なくありません。

諸外国の姜になるには、まだまだ時間がかかるように思います
2006/09/02(土) 01:46:19 | URL | totoro #- [ 編集 ]

たくさんコメントいただいたにも拘わらず、
お返事すっかり遅くなってしまいました・・・。

>ジョジョン
私もお仕事&テニスがんばるジョジョンには、いつもパワーもらっておりますよv-91
また、お仕事の事、将来の事?!などなど、熱く語らいたいね~っv-42

>温思の母さま 
訪問&嬉しいコメント、本当にありがとうございますv-14「温思」っていい響きですね☆

親御さんからの率直なご意見や思い、それから息子さんとの楽しい体験談なんかも、
ぜひ聞かせて欲しいです。
また、いつでもいらしてくださいねっv-411

>さやか
きっとさやかの乗ってるバスのルート周辺に、
授産施設なんかがあって、みんなそこに自主通勤してるんだねv-104
そうやって、日常のごくあたりまえの生活の中で
出会ったり接触したりする機会が、どこでももっと増えればなあと思うよ。
でも、必要とされている支援の仕方や、それぞれの障害の特性なんかについて
本当に理解をしようと思うと、ただ見かけるだけでなく、職場や学校なんかで接点がないと難しいのだろうなあ。
 
「正直言うと私にはわからないことがいっぱいで近づき難い存在です。」
→これは大半の人にとってそうなのだと思います。
正直、色んな障害について勉強し、日ごろ深く関わっている私も、まだまだわからないことだらけです。
噛んだりひっかいてきたりする、自傷他傷の激しいケースの方なんかと接するときは、「怖い」っていう思いがまだとれないですし。

「みんなにとって働きやすい社会になればいいのになぁ。」
全然うすっぺらなんかじゃないよv-290まさにその通りだと思います!
障害者にかぎらずね。
さやかのねーちゃんともお話しして見たいなあ~v-344

>かがーわ
社会人になってから仕事をする上で、「これだけは絶対大切にしていこう!」
っていう熱い思いをもってやってるつもりなのですが、やってる中でその思いがぐらついたり、
見えなくなってきたりすることがあります。
きっとかがーわもあるよね?
そんなのを再確認したくて、書いた気がしますv-299

ただ、熱い思いだけじゃただの理想論に終わってしまう。
具体的な結果を出すための計画実行が必要なのですが、まずこの熱い思いがなければ、
やっぱりやってけないあるよv-507

何をしてる人でも、どんな分野の人でも、その人の熱い思いや実践を聞くと、すごーく力になるよね。
だから、色んな人と「対話」する事は、とても重要だと思います。

人にパワーを与えるどころか、
私はかがーわや周りの人にもらってばっかりですよ~v-433

>しおぴん
久しぶり~☆
ちょくちょくブログ除いてるけど、最近はあんまし体調すぐれないみたいだねぇ。
心配ダ・・・v-388
コメント、いつでも体調よくなったときでいいからね☆
当事者の目から見た、率直な意見を聞かせておくれ~v-522

>トトロせんせ
学校現場からの貴重な意見、本当にありがとうv-286
せんせの学校での実践や取り組みに対する成果なんかが聞けて、嬉しいです。

かなり理想論的なことばかり書いてしまった気もしますが、学校現場の現状、痛いほどよく理解できます。
福祉の現場でも同じで、新しい理論や支援技術なんかは、みんなこぞって取り入れようとする。
でも、そこに人やお金、ものが備わっていないともちろん効果はでない。
そもそも人相手の仕事なんだから、効果なんて見えにくい。
福祉の現場では、特に「お金」が問題ですね。もちろん人もぜーんぜん、足りない。
だからこそ、もっと企業的な視点でがんがん稼いでいかなくてはならなんのです。福祉なのに~(笑)
もちろん利用者からお金を取るとかではなく、正当なやり方でね。 
民間企業ばりに稼ぐ&一人一人のケースに応じたきめ細かな支援をする
&地域の理解を促進する&就労先を開拓する・・・
スーパーマンじゃないから、うちだって無理なんデスヨ~v-506

「昔よりもいっしょに学ばしたいという強い親の願いがあります。」
統合教育なんかの重要性が問われるようになって、学校側や保護者の方々の意識が現在の様に変わってくるのに、かなりの年月が経っていますが、環境が整うまでにはまだまだ時間がかかりそうですね。
学校側としたらますます大変になるのかもしれませんが、基本的にはいい流れなのだと私は思います。
親御さんたち、当事者の人々が、これまで様々な偏見や差別、社会の不理解と戦ってきた成果なのでしょう。
ただ、普通学校や一般企業など「地域」に出るほど、こうしたものと当事者の方や親御さんたちは戦い続けていかなくてはならないのだとも思います。

新しい理論や技術なんかも、使えるかどうかは別として、やっぱり常に変化は必要ですし、
モチベーションをあげるためにも、向上するためにも、まず一回学んでみて、
必要なものだけを応用して取り込んでいければ理想的なんでしょうね。

でも、日本のように、新しいものをどんどん学べる環境がある、というのは
とても幸せなことだなあ、と感じます。
東南アジア諸国なんかでは、やっぱりそういった情報が入ってくるスピードが遅く、
量や質に問題があることが多いので。

「一日働いてもほんのわずかな賃金しかもらえない。その授産施設でさえ、順番待ちの現状だったりしている。」
まさにその通り、の施設が大半です。
養護学校卒業後、一般就労できるのはどこの学校でもほんの数人。
だから授産施設は就職先、みたいな感じになってしまってる。
でも、入って数年職業訓練を受けた後、社会に出る(=一般就労する)、というシステムが殆どのところできちんとできてないんです。
一旦入ったらでる人がいない=定員が決まっている=順番待ちの人がどんどん増えていく。

だから、福祉施設や保護者が、卒業後の行き場として、作業所や授産施設、福祉工場をつくる →どんどん増える→障害者ばかりが集まる社会が増える→地域社会から隔離されていく(かなり荒っぽい表現ですが) 
もちろんこれらは必要なのですが、やみくもに数が増えていくのは悪循環な気がする。 

場所によっては、授産施設→福祉工場→一般就労、という流れで、障害の程度に応じた働く場を整え、ニーズに応じて一般就労につなげていく、というシステムを施設独自で作っているとこも増えていますが。
やっぱり、一般就労の機会が少なすぎる。
一定規模以上の民間企業では、従業員の1.5%以上の障害者を雇用しないといけないという法律がありますが、守ってないとこが大半ですね。
障害者を雇うより、罰金を払う方がよい、と。

障害者を雇用する民間企業に、もっと資金的な援助や人的支援をしていく方が、
福祉施設に莫大な補助金を払い続けるより、よっぽど税金の節約になる
&ノーマルな社会を実現するのに近道だと思うんですけどね、私は。 

「商売として、子どもらを扱っていたり、露骨に差別的な発言をしている職員もいた。」
これは、施設や人によりけりだと思います。
商売として扱うってのは、利用者が施設サービスを利用したらするだけ、利用料としてお金が施設に入るというしくみになってるからかな。
差別的な発言。そういう話はよく聞きますし、うちの施設でもないとは言い切れないな、これは。
ただ、他から聞いて差別的に聞こえても、その職員さんと利用者の間で確固たる信頼関係が出来ていて、
OKな発言てのもあると思いますし。ケースバイケースですかね。
いずれにせよ、自分も含め施設職員は、常に自分の発言や態度がその人にとって「差別的」になってないか、
厳しく問いかけ続ける必要があると思います。  
私は通訳の仕事を通じて、養護学校をはじめ、統合教育や交流を行なっている普通学校、様々な福祉施設へ訪問し、現場の先生や職員、当事者の子供さん、保護者の方々から実情や率直な意見を聞く機会があります。
常に感じるのは、あたりまえの事なのですが、
「みなそれぞれの立場、事情があり、思いがある」
ということです。 
まずは、お互いの思いや事情を理解しあうための対話を続けること、が重要なんでしょうね、きっと。 

あー、書き出したらきりがない・・・。
せんせー、また直接熱い討議を交わしましょうっv-524v-355
2006/09/04(月) 23:28:50 | URL | よー #- [ 編集 ]

そうでしょうね。
お互いの立場によって、事情が違うのから、よくそれぞれと対話していく必要があるでしょうね。

けれど、ここらの問題は政治と大きく関係すると思いませんか?

例えば、昨日ニュース出ていたけど、来年度から前学校で共働きの児童のために、学校で学童保育的なことをする。それに1000億予算をもつとありました。
今まで、いろんな問題を考えを出しながら、試行錯誤していた問題が、中央で決まると一気にお金と人がやってくる。
なんだかなーって、思ってしまいます。

また、話しましょう
2006/09/04(月) 23:56:50 | URL | totoro #- [ 編集 ]

こんばんわん!
さっそく、コメントを。
日本は、マイノリティーに冷たい社会だと思う。右にならえであるし、人と違うことが疎まれることがよくある。これは文化といってもいい。島国の歴史がそうさせたのかもしれない。
「多数決が民主主義だ」なんていう誤った発言をする人がいる。多数決はあくまで次善の策であって、たとえ多数決であっても少数の意見にも耳を傾けるのが民主主義だ。
「空気をよめよ」なんて事を言う人がいる。これは「多数の意見に従えよ、少数派は口もだすな」といったニュアンスを含んでいる。
また、犬もつい言ってしまうのが「普通」って言葉。「普通、そんなんできるよ」とか。これはやっぱり、マジョリティが普通で、マイノリティが普通でないってニュアンスを含んでいると思う。

こういったマイノリティに冷たい文化的基盤があるなかで、変革していくことは、とてもたいへんなことであると思う。
犬は、頭では、障害者、被差別者、外国人といったマイノリティーに優しい社会であったほうが良いと思う。
だが、実際は、それに対して何の行動もしていないし、きっと、自分の実際の生活に関わってくると、どこかで面倒くさいと思ってしまうことがあるだろうと思う。
きっと、これが、よーちゃんのような人を除く、大多数であるというのが今の日本の現実であると思う。

だから、仕方がないじゃんって言いたいわけじゃ、決してないんだけれど、結局、なんにもしないと思う。。。。
でも、当たり前の事なんだけれど、少しは考えて実行していることもある。
本当に当たり前の事だから、書くのも気がひけるんだけれど、例えば、優先座席には座らない、駅のエレベーターは障害者用だから使わない。職場ではお茶くみなんかを女性の仕事としない。重要な事を決めるときは、小数の意見も大事にする。とか。

うちの職場は、公共団体であるにも関わらず、障害者法定雇用率を満たすためだけに、障害者を雇用しているのが現実である。そして恐らく、知的障害者は避けて、足が不自由といった障害者だけにしていると思う。そんな現実の中、よーちゃんとこの、障害者を一般就労させようとする取り組みは素晴らしいと思う。無責任だけどがんばってほしいと思う。
2006/09/05(火) 00:59:47 | URL | 犬 #8Zcb/IVM [ 編集 ]

久しぶりにブログ覗いてみました。感じる事がいっぱいあって、上手くかけるか・・・。
私もつい最近まで、障害者と関わる仕事をしてました。国や、地域はまだまだですねぇ。現場と言われる、実際の状況や様子などが外に発信されることがまだまだ少ないですよね。福祉の現場で働く人たちが発信していかないと、障害者自信が発信することはすごく難しいですよね。
私は、福祉の仕事を離れてしまったけど、仕事としてではなくても出来る事はいっぱいあると思います。だから、これからも自分にできることやっていこうと思ってます。
2006/09/09(土) 13:16:07 | URL | あねご #- [ 編集 ]

>トトロせんせ
ほんまにそうですねv-293
障害者問題に関しても、3年前に新しい法律が出来てやっとみんなそれになれてきた頃なのに、財源が足りないからといって、またまた改正。現場や当事者にしたら、たまったもんじゃありません。お金足りないって、そんなもん最初から予測してつくってくれって感じです。
どんなに対話や抗議を続けても、現場や当事者が汗水流しても、どうにもならない部分ってやっぱりありますよね。強い憤りを感じます。

学童保育的な活動に1000億円!?
興味津々です。また詳しく聞かせてくださいv-410

>犬さん
嬉しいコメント、ありがとうv-354
確かに、島国で単一民族&単一言語の国家ゆえにできてしまった社会的風潮ですよね。
やっぱり周囲と同じでないとどこか安心できない、といった日本人独特の性質が、色んな場面で強く現れているのだと思います。
他との違いを理解し、認め、受け入れると言う事は、日常生活の中で出来ているようで、なかなかできていない。もちろん自分も含め。
例えば、電車の中で奇声をあげている障害者がいたら。黒ずくめの衣装を着たイスラム教徒が話しかけてきたら。職場でうつ病のため休みがちな人がいたら。精神病と聞いて何をイメージするか・・・などなど。実際にそういった人たちと接した経験がないと、まず理解できない。
理解できないと受け入れられるはずがない。 
もちろんすべてを理解することは無理だと思いますが、犬さんの言うとおり、あまりにマイノリティーに冷たい、自己中心的&個人主義的な風潮にある気がします。

じゃあ何ができるのか?
正直、私も何もできないと思います。
でも、とにかく「無関心」でだけはいたくないなあと思います。 

「自分の実際の生活に関わってくると、どこかで面倒くさいと思ってしまうことがあるだろうと思う。」「結局何にもしないと思う」
犬さんのこういう、率直なコメント好きだな~。
実際そうですよね。私も口ばっかりで、実行できてないことばかりです。
それに比べ、犬さんの小さな心がけはエライ~!私、平気で優先座席座ってるし・・・。
ただ、「駅のエレベーターは障害者用だから使わない」←これに関してはちょっとギモン。
当事者の人たちはこれは自分達用だ、使ってほしくない、って思ってるのかなあ? 
誰でも使っていいもんじゃないのかなーv-361

障害者法定雇用率に関しては、どこでも身体障害者を雇うところが大半ですね。ハード面のバリアをクリアすれば解決できる問題が比較的多いので。
知的になると、やっぱり特別な支援や理解が必要なので、どうしても難しいのだと思います。

>Sちゃん
久しぶり~v-344今は東京かな??
Sちゃんの言うとおり、私たちが発信するサポートをしていかないといけないのだと思う。
ただ、何を発信したいのか?どういう方法で発信すればよいのか?というのをきちんと把握するのが難しいよね~。
福祉の現場を離れたからこそできることも沢山あると思います。
元同業者として、これからもいっぱい話ししよーなー!Sちゃんに聞きたいことも、まだまだ沢山あるよ~っ。
とりあえずは、体無理しないよう、無事研修を終えて、元気に関西に帰ってきてねーv-433 
2006/09/13(水) 23:52:36 | URL | よー #- [ 編集 ]

おひさでふ。
最近、ネットも自分のブログも忙しくて、ほったらかしでふた。

だいぶ前の記事なのに、やっぱり気になったので、コメントするねー。

日本企業の障害者雇用対策のひとつとして、次のようなことを考えました。
アメリカでは企業姿勢が気に食わないという理由で商品を購入しない消費者が6割もいるらしい。
グリーンコンシューマーがポピュラーな例であると思う。

企業は基本的に売れるための戦略・経営を行う。例えば、企業が環境に配慮した商品を開発する理由は、環境に配慮した商品が売れるから、また環境に配慮した企業が社会的に評価されるからであると思う。

となれば、障害者雇用への取り組みを行っていないことを、手放しに企業だけの責任にすることは私たちの無責任である1面もあると思う。つまり、消費者として障害者雇用に消極的な企業の商品を買わないようにすることが、最も効果的で責任ある私たちの行動なのだと思った。

エレベーターの件だけれど、
なぜ、健常者が使わないほうがいいかの理由があるねん。
ひとり、ふたりが使っている分には支障がないと思うけれど、例えば梅田駅みたいなところは、エレベーターもラッシュ状態。そんなところを車イスの人が順番待ちをしたり、通りにくくなっていたりすることはおかしなことじゃないかなぁ?
また、健常者が気をきかせて、「車イスが来たから道あけてやー」なんて言ったら、車イスの人はいたたまれないんじゃないかなぁ。
2006/09/29(金) 22:05:03 | URL | 犬 #8Zcb/IVM [ 編集 ]

>犬さん
おひさですー。
ってしょっちゅうあってるけどね(笑)

さてさて。
とっても面白い話&発想ですねー。
犬さんのだしてくれたような案が実際に実践されるようになるには、やはり多くの人にこのような問題を、「問題」として認識してもらえるような取り組みが必要なのだと思います。
実際、問題意識を持っている人はほんの一握りで、障害を持った人々が何を問題としているのかも、殆ど伝わっていないからね。 

こうした発信に関しては、私たち福祉施設関係者の大きな役割のひとつであり、まだまだ出来ていない部分だと思います。

エレベーターの件に関しては、なるほどなあって思いました。今度車椅子に乗ってる友達何人かにも意見聞いてみるねー。
2006/10/05(木) 00:36:52 | URL | ぱーこ #- [ 編集 ]
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